住宅ローンが否認になる原因(税金や国民健康保険料の滞納)

住宅ローン審査否認の原因には、税金や国民健康保険料の滞納が考えられる場合があります。

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住宅ローン審査と税金や国民健康保険料の滞納の関係

住宅ローン審査において、その他のローンの延滞の他にも、審査に影響のある延滞について代表的なものをあげてみます。


・住宅ローン審査と住民税などの税金の未払い

住民税などの未払いがある場合、申込をしても住宅ローン審査は承認にならないことがあります。

サラリーマンの場合は税金が給与から天引きされますので問題ありませんが、個人事業主や派遣社員・契約社員の場合、任意で税金を納付するため、きちんと支払をしているかどうかの確認のために税金の完納証明書が求められることになり、税金の未払いはわかってしまいます。

税金の滞納が続くと、家屋の差し押さえをされることがあり、その結果競売などになるケースも考えられます。住宅ローンの残高が残っていても、税金未納分が第一順位となりますので金融機関としては税金が未納になっている人に住宅ローンの融資を行うことはできません。

住宅ローン審査を申込する前に、税金はすべて納めるようになさってください。


・住宅ローン審査と国民健康保険の滞納

保険料の未納が続くと、住宅ローン審査の否認の原因になります。

国民健康保険料や税金の未納は、個人信用情報には記載がありません。ですので、国民健康保険料の支払が遅れていてもすぐにそれがばれて住宅ローン審査に影響があるとは言えません。

しかし、国民健康保険料の未納が続きますと、保険証が短期のものに変わります。通常、市区町村で発行される保険証には、1年の有効期限があります。しかし、保険料の未納が続くと有効期限が1年未満になる短期保険証と呼ばれるものに変えられてしまいます。

住宅ローン審査には、保険証原本の提示が求められますので、短期保険証の場合には保険料の未納がわかってしまうため、住宅ローン審査に否認になってしまいます。

短期の期限の保険証は、未納分を納めることにより、通常期限の保険証に変えてもらうことができますので、住宅ローン審査の申し込み前には必ず支払いを済ませ、通常の有効期限の保険証に戻すようになさってください。


・住宅ローン審査と借家の家賃の滞納

今は保証会社等で家賃の保証を引き受けることも多くなっています。

居住用の部屋を借りる場合、通常でしたら身内の方に保証人になってもらい、賃料の遅れがある場合には保証人に連絡がいき、賃料の支払の支払は保証人が最終責任を負いますが、

保証人になってくれる方がいない場合、または便宜上で、保証会社に保証人の変わりを依頼する場合があります。多少の遅れは問題ないと思いますが、数か月遅れがある場合には、個人信用情報に登録される恐れがあります。

延滞が続き、保証会社があなたの代わりに家賃を支払うようなことになると、個人信用情報に登録されることになる場合もありますので、住宅ローン審査を申込しても、住宅ローンの借入は難しくなります。

※住宅ローン審査を承認にするためにできること