住宅ローン審査を有利に進める上で、現在の借入状況は大変重要なものになります。
借入があることに問題があるわけではありませんが、借入している内容や金額が審査に不利に働く場合があります。
住宅ローン審査否認の原因になりやすい借入の代表的なものをまとめましたので、参考になさってください。
@消費者金融での借り入れがある
消費者金融でのキャッシングがある場合には、住宅ローン審査にはかなりの減点になります。それだけで否認になってしまうこともあり得ますので、借入中の方は承認になるのは難しいといえます。
キャッシングをしているほど金銭的に貧窮しているのに、住宅ローンが払えるわけがないという判断となります。今現在の借り入れがわずかであっても、住宅ローンの支払をする為にキャッシングをするようになってしまったら、生活が成り立たなくなるということも予想できますので、貸し手としては返済能力に懸念があると考えざるを得ません。
銀行系のカードローンの場合も同様です。延滞などなく、きちんと支払している場合でも変わりはありません。住宅ローン審査にはかなりのマイナスになります
ただ、今はカードローンの借入は一般的になってきているため、多少の借り入れがあっても住宅ローンの借り入れができる金融機関もあるようです。
しかし、そうは言っても住宅ローンを借入するためには消費者金融の借入はなくす必要はあるようです。住宅ローン審査の直前ではなく、数か月前には完済し、解約まで行うことが必要です。
Aローンの支払金額が年収に比べて大きい
車や電気製品のローンは、借入自体は問題にはなりませんが、月々の返済額合計金額が年収の比べて高すぎる場合は、住宅ローンまで支払できなくなるという判断となります。
その場合、支払できるようなら全額支払いをしてローンをなくすか、借入金額を少なくするなどの工夫が必要です。
B借入中のローンが延滞中である
ローンの支払いが滞っている場合には、新たに住宅ローンを借入して支払いができるわけはありませんので当然審査は否認になります。
この場合、金額や日数には関係なく、遅れている事実が問題になります。
ご利用中のローンがある場合には、うっかりと払い忘れのないように注意が必要です。延滞が解消してからも、すぐには住宅ローンの申し込みはせず、数か月たってから申し込みをするほうが無難です。
※住宅ローン審査を承認にするためにできること